お猿畠の大切岸
鎌倉石の石切場の遺構
大切岸は、長さ800m以上にわたって高さ3~10mの断崖が尾根に沿って連続する壮大な遺構です。従来、鎌倉幕府が三浦一族の攻撃に備えて鎌倉の守りを固めるため、切通の整備とあわせて築いた防衛遺構だと言われてきましたが、平成14年度の発掘調査で、大規模な石切作業の跡だということが確認されました。鎌倉では14~15世紀頃の建物基礎などの切石を大量に使用しており、ここはその頃の石材生産地だったと考えられます。なお、お猿畠という地名は、鎌倉を追われた日蓮がこの付近で三匹の白猿に助けられたという伝承に因むものです。
基本情報
- 住所
- 〒249-0001 神奈川県逗子市久木9-8-1
- お問い合わせ先
- 逗子市社会教育課
- 電話番号
- 046‐873-1111
- アクセス
- 【電車・バス】・JR横須賀線・湘南新宿ライン逗子駅下車⇒徒歩20分⇒法性
寺裏から徒歩約10分
・JR横須賀線逗子駅から東口京浜急行バス逗22系統・ハイランド循環「久木
五丁目」下車⇒(徒歩2分)⇒法性寺裏から徒歩約10分
【徒歩】
逗子駅西口を出たら線路沿いを鎌倉方面へ直進。20分⇒法性寺裏から徒歩
10分