岩殿寺
1300年という歴史に思いを馳せる古刹(こさつ)
板東三十三観音第2番札所。堂の裏には奥の院岩殿観音があり岩窟に石仏があります。岩窟が自然の殿堂のようであったことから「岩殿寺」としたと言われています。
山門の脇に泉鏡花の句碑「普門品 ひねもす雨の 桜かな」が建立されています(「普門品」(ふもんぼん)とは観音経のことです)。
泉鏡花は逗子に居を構えていた間、岩殿寺の住職との交流により不安定な精神が癒され、「春昼(しゅんちゅう)」が生まれたということです。
山門に至るまでの参道には二番観音札所の赤い旗が列をなし、三十三番札所寺院の名前と御詠歌を刻んだ歌碑が並んでいます。紫陽花の時期にはその水色が、はためく朱色の幟の列を引き立たせます。
山門を入ると石段が20段、70段、30段と続いて、市の指定文化財である観音堂のある広場に着きます。向かって左手には奥の上り坂まで参道と同じように歌碑が並んでいます。右手には鏡花が寄贈した「鏡花の池」があります。
基本情報
- 住所
- 〒249-0001 神奈川県逗子市久木5-7-11
- お問い合わせ先
- 岩殿寺
- 電話番号
- 046-871-2268
- 営業時間
- 納経時間:
8:00〜17:00 - 駐車場
- あり(普通車)
- アクセス
- JR逗子駅から徒歩で22分
- リンク
- 坂東三十三観音公式サイト観音堂